自衛隊プレミアムクラブのリアル体験談

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自衛官の娘で、J婚に憧れて入会した友人の話

自衛隊プレミアムクラブで出会った女性会員がどうして自衛隊プレミアムクラブに入会する決意をしたのかをストーリー仕立てで紹介していこうと思います。

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私は自衛官を父に持っていました。

4年前に亡くなった父は、頑強な身体と強い意志と家族や弱い立場の人をいつくしむ自慢の父親でした。

子どもの頃、父はよく若い隊員さんたちを家に連れてきて食事や一宿に我が家を提供していて、特に給料日前、確か17日とか18日の前は結構な人数を集めていた記憶があります。

土曜の晩はほとんど誰かしら家に隊員さんが来ていて、酔ってベロベロの姿は、子ども心にも嫌だなと思っていてものでした。自衛官は台風などの時は非常呼集がかかり家族より被災地の方が優先で、母と私たち姉妹は雨風の音に怯えながら台風が過ぎ去るのを待つのです。いてほしい時にいない父でした。

ある台風の時でした。父はいつものように家にはおらず、下の妹が高熱を出してしまったのです。母は父の部隊へ連絡を入れましたが、もちろん父は部隊にはいません。車の免許を持たない母は、雨風の中病院に連れて行くこともできずさぞ困ったことでしょう。すると、よく我が家で泥酔して、私が嫌だと思っていた若い隊員さんが台風のさ中うちに来て、うちの車を運転して妹を病院に連れて行ってくれたのです。

彼はずぶぬれになりながら1時間以上も歩いて我が家に来てくれました。「私が病院にお連れいたします」という声と笑顔は、一瞬台風の風雨の音を忘れてしまうほどの心強さでした。母が部隊にかけた電話の内容を知って、自分が行くと父に連絡をしてくれたそうです。「自衛隊のお嫁さんになってもいいな」と思うようになったエピソードがこの出来事です。

もちろんその人の性格で変わるのでしょうが、自衛官は過酷な訓練を耐え抜く強靭な精神と肉体を持ち、その上人のために働きたいという大きな理想をもっている方たちです。

最終的には震災がきっかけで自衛隊プレミアムクラブに入会したのですが、結局は自衛官の方と結婚することはできませんでした。

その後消防官をしている今の旦那と知り合い結婚するまでにいたりました。

今でも自衛官と結婚していたらどうなっていただろうなとは思っています。

 

規範意識の薄れが問題視されている昨今、集団行動が最も重要とされる自衛官はいつしか私の理想の男性像になっていました。そんな憧れの自衛隊さんとなんどかお見合いをしましたが、結局「自衛隊のお嫁さん」は叶うことがありませんでした。 テレビで放映される自衛官のお見合い大作戦は、十年前のほろ苦い思い出と共にカップル成立の皆さんに心の中で祝福とエールを送りながら見ています。